展覧会案内金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋

金魚絵師

深堀隆介展

平成しんちう屋


《金魚酒 伽琳》 2016年 個人蔵




平塚市美術館

神奈川県平塚市西八幡1-3-3
tel.0463-35-2111
2018年7月7日(土)〜2018年9月2日(日)
※月曜休館。ただし7/16は開館、翌7/17(火)は休館
9:30~17:00
8/4(土)~ 8/19(日)は18:00まで
※いずれも入場は閉館の30分前まで
観覧料(当日):一般900(720)円/高大生500(400) 円
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳の交付を受けた方及び付添1名は無料
※65歳以上で平塚市民は無料、市外在住者は団体割引
(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
※親子割引(中学生以下の子とその親・祖父母)

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透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描くという、独自の斬新な手法で注目を集める若手現代美術家・深堀隆介。

1995年愛知県立芸術大学を卒業し、名古屋のディスプレイ会社にデザイナーとして勤務するも1999年に退職、本格的に創作活動を開始し、絵画と立体を並行してさまざまな作品を制作。しかし次第に自分が何をすべきかを悩み、自信を失いかけていた頃、金魚を描くきっかけとなった転機が訪れた。それは7年間放置していた水槽で生き続ける金魚の存在に気づき、その美しさに制作意欲をかきたれられたことだ。金魚に救われたというこの出来事を「金魚救い」と呼び、その後、金魚に自分を重ね、表現を追究してきた。

極めて独創的な深堀の技法は、器の中に樹脂を流し込み、その表面にアクリル絵具で金魚を少しずつ部分的に描いていき、さらにその上から樹脂を重ねる。その作業を繰り返すことにより、絵が重なり合い、まるで生きているかのような金魚が表現され、圧倒的な立体感をもって観るものに迫る。その生き生きとしたリアリティは平面である絵画作品と立体作品の境界に揺さぶりをかける革命的絵画と言えるだろう。こうした一連の金魚作品によって、今や国内はもとより世界的に高い評価を受けている。また、近年ではライブペインティングやインスタレーションにも力を入れ、ますます表現の幅を広げている。

本展では、初期の立体作品から初公開となる新作インスタレーション《平成しんちう屋》を含む約200点により、深堀隆介の世界を紹介する本格的な個展となる。絵画でありながら立体的な躍動感にあふれ、不思議な美しさを湛えた深堀金魚を、存分に愛で、楽しんでほしい。