展覧会案内百花繚乱列島 —江戸諸国絵師(うまいもん)めぐり—

百花繚乱列島

—江戸諸国絵師(うまいもん)めぐり—


土方稲嶺《猫と糸瓜図》
鳥取県立博物館蔵


千葉市美術館

千葉県千葉市中央区中央3-10-8
tel.043-221-2311
2018年4月6日(金)〜2018年5月20日(日)
※5/7休館
10:00~18:00
※金曜・土曜は20:00まで
※いずれも入館は閉館の30分前まで
観覧料(当日):一般1,200円 大学生700円 小・中学生、高校生無料
※前売り入場券、市内在住65歳以上割引、団体割引あり

特設WEBサイト:
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2018/0406/0406.html


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江戸時代後期、全国津々浦々から、その土地の出身や、藩の御用をつとめた絵師など、いわば「ご当地絵師」とも呼ぶべき、個性的な画人が輩出されたのをご存知だろうか?

仙台では菅井梅関・東東洋を筆頭とする「4大画家」、水戸の奇才林十江、名古屋出身で京にその名を轟かせた山本梅逸や田中訥言、鳥取では濃密華麗な花鳥画で因幡画壇の黄金期を築いた土方稲嶺や片山楊谷、讃岐の出身で全国を放浪した篆刻家の細川林谷などが挙げられる。近年地元で再評価が進んだことで魅力的な作品が多数発見されるようになり、江戸絵画ファンから熱い注目を集めている。

本展では北海道から長崎まで、各地から大集結した実力派絵師達の作品、さらに上方や長崎で制作されたご当地の版画作品まで、約190点が一堂に会する。博物学の興隆や明清絵画の流入、そして画人達の活発な交流によって豊かに広がるその世界は、まさに百花繚乱の如き華やかさだ。

各地いちおしの絵師(うまいもん)との出会いを通して、江戸絵画の豊穣を体感できる展覧会。知られざる「ご当地絵師」に出会う旅へでかけよう!