展覧会案内生誕90年 加山又造展—生命の煌めき—

生誕90年 加山又造展

生命 いのち きら めき—

≪月と縞馬≫ 1954年 紙本彩色 個人蔵



日本橋髙島屋 8階ホール

東京都中央区日本橋2-4-1
tel.03-3211-4111(日本橋髙島屋)
2017年2月22日(水)〜2017年3月6日(月)
※無休
10:30〜19:00(19:30閉場)
※最終日は17:30まで(18:00閉場)
観覧料(当日):一般800円 大学・高校生600円 中学生以下無料


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日本画家・加山又造(1927-2004)の生誕90年を記念した展覧会が開催される。

加山は、京都西陣の和装図案を生業とする家に生まれ、幼少時より描くことに親しみ才能を発揮、京都市立美術工芸学校(現 京都市立芸術大学)から東京美術学校(現 東京芸術大学)に学び、終戦直後の混乱と伝統絵画の危機に直面しながらも、ラスコー洞窟壁画、ブリューゲル、ルソー、ピカソを始めとする西欧の様々な絵画を貪欲に吸収しつつ独自の表現へと発展させ、戦後日本画の革新を担う旗手として活躍した。

日本画の伝統的な意匠や様式を鋭いセンスで現代に甦らせ、華麗な装飾美による屏風絵ばかりでなく斬新な裸婦にも挑戦、後には水墨画にも取り組んだ加山。その活動は絵画にとどまらず陶器や着物の絵付けなどにも及び、1997年には文化功労者に顕彰され、2003年には文化勲章を受章した。

本展では、初期から晩年に至る約70余点により、その画業を5つの章立てで辿る。革新的でありながら、生命感あふれる美しく華麗な日本画の世界へと誘われよう。