展覧会案内ジュリアン・オピー
ジュリアン・オピー
Julian Opie
《Walking in New York 1》2019
東京オペラシティ アートギャラリー
東京都新宿区西新宿3-20-2tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年7月10日(水)〜2019年9月23日(月)
※月曜(祝日の場合は翌火曜日)・8/4(日)休館
11:00~19:00
※金・土曜は20:00まで
※いずれも最終入場は閉館の30分前まで
入館料(当日):一般 1,200円、大学・高校生 800円、中学生以下無料※団体割引等あり
公式サイト:http://www.operacity.jp/ag/
日本の美術館での個展は11年ぶりとなる、ジュリアン・オピーの大型個展が開催される。
ジュリアン・オピー(1958-)は、1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を現し、その作品は世界の主要な美術館に所蔵され、現代美術を語るうえで欠かせない重要なアーティストのひとりだ。
点と線という最小限の視覚言語によって、生き生きとした人物像や風景を表現する作風で知られ、作品の素材には、伝統的な絵画や彫刻の素材だけでなく、LEDディスプレイや看板など、私たちがふだん目にする工業製品も含まれている。ありふれた素材から生み出される真新しい視覚表現が、年齢や性別、文化的な背景を超えて、幅広い層に支持される魅力となっているのだろう。
グラフィックデザインやピクトグラムともシンクロするオピーの平面作品は、絵画という枠にとどまらないハイブリッドな魅力に満ち溢れている。また、オピーは日本の浮世絵やアニメのセル画のコレクターとしても知られ、輪郭線を強調した彼の特徴的な作風には、そこからの影響を感じることができる。
本展は、作家自選による絵画、彫刻、映像など、本展で初めて公開される新作を中心に構成し、ジュリアン・オピーの現在を紹介する。