高塚省吾画集 美し うるわし

高塚省吾

A4変型判並製・120頁(カラー112頁)
定価3,675円(本体3,500円+税)
ISBN978-4-87586-173-7
2009年2月23日発売

画家が生涯をかけて追い求めた
裸婦の「美」のすべてが、
この一冊に。

過去から絶筆の作品まで
100点を一挙掲載!
画集未収録・初公開作品も加えた
傑作画集にして初のベストセレクション。
〈比較文学者・作家〉小谷野敦氏による
序文も必見。

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担当編集者から、画集を刊行するにあたり、そのほとぼしる思いを語ってもらいました。

弊社HPをご覧いただきましてありがとうございます!
このたび、約4年ぶりに高塚省吾先生の画集を刊行することができました。
新作を含めた画集としては、約8年ぶりとなります。


ちょうど前画集「いろはにおえど」を編集していた時のことです。


「あともう一冊ぐらいはいきたいな。」


このお言葉をいただいた直後から、道が始まったのです。
先生とのお話のなかでは当初、「作品集III」を改訂し廉価版にすることを基に動いていました。


そして、タイトルではこうも仰っていました。


「『あさきゆめみし』に『いろはにおえど』。じゃあ次は“う”だね。でも“う”から始まるいろは歌は、いいのがないんだよ。」


結果として、内容としては異なりましたが、4年越しの企画が実現し、先生にご報告できた喜びをかみしめました。
先生は2002年以降のお作品(油彩)を画集に残すことをためらっておられたことも事実ですが、何より、先生の描かれる裸婦に魅了されたファンの方々にお一人でも多く喜んでいただけるよう、既刊の画集掲載作品は最小限におさえ、画集未掲載作品を中心に、これまでの軌跡が辿ることができるような作品を厳選したつもりです。


画集構成は、先生の作品の魅力が最も表出されている1990年代前半期を冒頭でご紹介し、以降、80年代、90年代後半、1990年代中心としたパステル画、そして新作となる2000年代となっております。
年代を辿ってみることで、先生の描かれた裸婦の変遷はもちろんのこと、表現方法まで新たな魅力が発見できるのではないかと思います。


そして、既刊本をお持ちの方は、もしかしたら掲載作品の色味に疑問を感じる方もいらっしゃるのではないかと思います。
この画集の色校正(作品選択もですが)は、80年の作品から長く撮影を担当し、先生のお作品を誰よりも見てきた弊社カメラマンと行いました。
先生が常々おっしゃっていた「僕の描く肌は抜けるような白なんだよ」の言葉を基に(印刷物なので可能な範囲ですが)、徹底してその色を表現致しました。


今までの先生の画集をお持ちの方も、初めての方も、ぜひ手に取ってご覧いただければ、と思います。


2009.2.25
担当編集者 拝

著者略歴

高塚省吾(たかつか・せいご)
1930年、岡山市に生まれる。
1953年、東京藝術大学油画科を卒業。梅原龍三郎、林武に師事。
デザインや映画の美術なども手がけ、小津安二郎の映画タイトルや「朝日ジャーナル」特派員エッセイの挿絵なども担当した。
美術団体には所属せず、個展を中心に作品を数多く発表した。
2007年、逝去。



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