Homeアート人文実用本の夢 小さな夢の本

本の夢 小さな夢の本
PREVIEW

判型 : A5判 並製
頁数 : 192頁
定価 : 本体2,200円+税
発刊 : 2015年6月25日
ISBN : 978-4-87586-450-9 C0070

本を購入する
amazon


本の夢 小さな夢の本

田中淑恵・著


14歳で魅せられた小さな本

福永武彦、立原道造、レイ・ブラッドベリ、ジャック・プレヴェール、源氏物語、お伽草子、寺山修司選考「フォア・レディース」賞受賞......。
装丁を天職と任じ、同時代の詩人や作家との交流をとおして、また読んだ本の記憶から生まれた、アンティークパーツ、秘蔵の紙や革、布で装われた小さな本の数々を紹介します。そのきっかけとなった思いがけないエピソードや、サプライズに満ちた体験をおさめました。
本ってなに? 本ってなんだったっけ? ──本の魅力に出会う本です。
あなただけの一冊の本を造るためのプロセスつきです。


【目次】
はじめに
1章 はじめての豆本、巡りあう人々
「まくろふぁ・りんくす」と紫陽花の小部屋
美作八束村とアカシヤの花
「灯」と「抒情文芸」のエレガンス
信濃追分と福永武彦夫妻のこと
日本女子大「詩と童話まつり」と諏訪優さんのこと
夢見月、万朶の花のまぼろしは……
モノクロ写真と言葉のラチチュード
「夢の莟ノオト」と「Nostalgic Words」
現代豆本館と三井葉子の『夢刺し』
結城信一と骨細工の小鳥
フォアレディースと寺山修司さんのこと
BAR珊瑚とグラスの中の深海
「すくすく」編集長と豆本『花もようの子馬』
小川町のオフィスと葬送文化研究会
「季刊銀花」と金銀花またはスイカズラのこと
路上の絵と〝いのちの香り〞
久世光彦さんと「邯鄲夢」のこと
小さな本①
ルドゥーテの薔薇の本
クリスマスの赤い本
源氏物語の本
仔猫の写真集
アールデコスタイルの本
函入の扇の本
アンティーク絵葉書の本
木とプリントの果物の本
小林かいち画集
花刺繡の切手の本
2章 忘れえぬ物語、偏愛する詩人たち
『メランコリイの妙薬』と『ノスタルジアの妙薬』
散逸物語うたのしるべ
ロマン・ロラン『花の復活祭』と『獅子座の流星群』
霜葉は二月の花よりも紅なり
香山滋とウンゲウェーゼン(在るベからざるもの)
本郷三丁目と「カミーユとマドレーヌの愛の物語」
李陸史『青ぶどう』と尹東柱『星うたう詩人』
芥川賞辞退の高木卓と『むらさき物語』
三島由紀夫から佐々悌子への手紙
ジャック・プレヴェール『鳥の肖像を描くために』
中河与一『天の夕顔』と三つの灯り
「朝顔の露の宮」と消えし蜻蛉
SUB ROSA(薔薇の下で)と船室のアレクサ・ワイルディング
ジュディット・ゴーティエと東洋ヘの夢
あなたは雪のニンフじゃない、アンプロンプチュだ。
エミール・ノルデの学者と青い顔の少女
オーカッサンの情熱、ニコレットの理性
広津里香『死が美しいなんてだれが言った』と『蝶の町』
『うたかたの日々』とイグアナの胸膜を開けばサルトル
荒巻義雄『時の葦舟』と入れ子の夢 または在りて無き世
カイ・ニールセンと小林かいちの「様式としての嘆き」
デュ・モーリア『フランス人の入江』と絵を描く海賊
ジェラール・フィリップとパトローネの手巻本
アンドレーエフ「金のくるみ」とマグネットの子持本
小さな本②
靴と帽子の本
和菓子とパンとモンブランの本
句集『野菊野』とその豆本
胡蝶の童話と図案集
コンパクトと飾り櫛の本
パレットに描かれた絵
風船画伯の丸い世界
ハートのコレクション
シルエットの本
3章 いろいろな素材と一冊の本を作る
本の素材のいろいろ
さまざまな形とサプライズ
十二支の年賀状
『TALLY CARDS』の作り方
おわりに
初出一覧 参考文献
ロシアのマッチラベルの本

掲載情報他


【プロフィール】
田中淑恵(たなか・よしえ)
東京生まれ。14歳で初めて手のひらサイズの詩集を作る。手製本を作っていた立原道造の「人魚書房」に倣い、架空の版元「鏡書房」を設立。武蔵野美術大学で書物研究家の庄司浅水氏に稀覯本の講義を受け、同時期、作家の福永武彦、結城信一氏、現代豆本館の小笠原淳館長と知遇を得る。豆本コレクターの今井田勲氏が局長であった文化出版局に入局。その後、さまざまなジャンルの装丁、グリーティングカードのイラストやステーショナリーのデザインを手がける。寺山修司氏選考のフォアレディース賞を受賞。小学館の『ダレン・シャン』シリーズ、大宅賞の『プロレス少女伝説』、角川書店のPR誌「本の旅人」の創刊デザインを担当。著書に『自分で作る小さな本』(2002年/文化出版局)『私だけの一冊を作る』(2003年/文化出版局)『水絵具の村一一信濃追分旅のモザイク』(1981年/新書館) 活版限定詩集『ミモザの薬』(1989年/鏡書房)などがある。個展、ワークショップなども随時開催。

Facebook [ミニチュアブックと物語]
https://www.facebook.com/tanakatyoshie

ジャンル別

検索