受賞後のあいさつで袴田氏は、
作品を発表するようになって25年になります。昨年は静岡市美術館で展覧会を行い、初めて作品集を出しました。それを見返してみると、改めて素材もスタイルもばらばらです。華やかなもの、美しいもの、滑稽なもの、いかがわしいものと、たくさん入っています。それらは大きなものとしての美術や社会の中にあって違和感や摩擦を生じさせます。そういうものはネガティヴな要素ですが、とても大事なものだと思っています。矛盾を含んだそのようなものをこれからもどんどん自分の中に取り込みながら、少しでもいい作品ができるように努力していきたい、と。
三瀬氏は、
僕がこれまでやってきた活動を振り返ると、結局、自分が住む場所に必然的な美術を探すことだったかなと思っています。僕は山形にある東北芸術工科大学に勤務していますが、今ちょうど、「東北画は可能か?」というプロジェクトを進めています(1/11〜1/29 東京青山・neutron tokyo)。そこで僕たちの美術、僕たちの絵画を取り戻す、作り上げる活動をしていますが、住む場所に必然的な美術、絵画というのは、もっと同心円上に拡げていくと、その視野は日本でありアジアであるかも知れません。まだまだ応援が必要です。是非とも会場に足をお運びいただければと思います、と。
森野氏は、
今朝、京都から東京へ出てくるとき、小学校5年生の子供がインフルエンザで寝ているんです。ああ自分もそんなときがあったなあと思いました。自分がその頃はちょうどプラモデルなどモノを作るのが大好きで、それをやっているといつも親から「勉強しなさい!」と怒られるんです。そんなことを思い起こしながら来ました。 |

贈呈後あいさつする袴田京太朗氏

贈呈後あいさつする三瀬夏之介氏

贈呈後あいさつする森野彰人氏 |