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東洋の美の粋
根津美術館10月7日、新装オープン

根津美術館外観
2006年から休館中だった東京・南青山の根津美術館(根津公一館長)が、3年半を要した大改装を終え、10月7日に新装開館した。
これは1941年の開館、45年の空襲による焼失と54年のその再建、64年の増築、91年の創立50周年を記念しての増改築に続く同館節目の大事業である。旧新館を建物免震の収蔵庫に改築し、三つの旧倉庫と旧本館を取り壊して新たな新本館(展示室2フロア、以前の1.6倍の床面積)が建築家・隈 研吾氏の設計により新築された。それは、東武鉄道創業者・初代根津嘉一郎氏の2万平方メートルを越す邸宅跡をそのまま敷地とし、その広大な日本庭園内に配されている四つの茶室と一体をなす数寄屋風の外観である。庭を見下ろすカフェが誕生し、オリジナルグッズの種類もふえた。また園内を巡る小径も歩きやすく整備され、この美術館の持ち味をいっそう引き立てるものとなった。
同館は那智瀧図や尾形光琳の燕子花図屏風などの国宝7件を持つ美術館として知られる。ほかに重要文化財87件、重要美術品96件を含む約7000点の日本および東洋の絵画、書蹟、彫刻、陶磁器、漆工、染織、発掘品など不朽の古美術品を所蔵している。
新創記念特別展として今後1年をかけて、所蔵品の中から各品目の名品中の名品を選りすぐっての展覧会が、まず「第1部 新・根津美術館展 国宝那智瀧図と自然の造形」展(10/7〜11/8)を皮切りに、八つのテーマに分けて連続開催される。
「東洋の美と伝統を次世代に伝えるために」がゆるがぬ理念である。伝統と現代性の調和を象徴したというロゴマークにふさわしく、最先端の鑑賞設備の中で先人による時空を超えた文物と遭遇することによって温故知新、これまでにない味わいを発見するかもしれない。
・開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
・休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
・入館料:一般1200(1000)円、学生1000(800)円、小学生以下無料
( )内は団体料金
・問い合わせ:03-3400-2536(根津美術館)
http://www.nezu-muse.or.jp
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