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─具象絵画の可能性を拓く─
第2回「絹谷幸二賞」贈呈式
絹谷幸二氏と受賞者
日本洋画界を代表する一人・絹谷幸二氏の呼びかけにより、若手作家(35歳以下、国籍は問わない)の支援と具象絵画の可能性を拓く目的で昨年創設された「絹谷幸二賞」の第2回の受賞者がきまり、絹谷幸二賞に大谷有花さん(1977年9月神奈川県相模原市生まれ、32歳)、同奨励賞には小沢さかえさん(1980年9月滋賀県大津市生まれ、29歳)が選出された。
3月17日(水)東京都千代田区の「学士会館」でその贈呈式が行われ、受賞者二人に賞状と賞金(本賞に100万円、奨励賞に50万円)、創設者の絹谷幸二氏から、祝福と今後の厳しい道のりをしっかりと心に決めて歩んでほしい、というメッセージが贈られた。
さて、この絹谷幸二賞といい、先般のVOCA賞といい、女性が賞を独占している状況をどう分析すればいいのか。世界の中の日本の立場と現代の日本男性の立場、どこか共通する未来と言えなくもないのではないか?とうにそのきざしは始まっていたが、今や加速度は増すばかり・・・、21世紀は女性の圧倒的な台頭で新しい地球秩序の創世記となるのか・・・。
大谷有花
「黒い本 花色の対話」2009年
73センチ×91センチ
(C)Yuka Otani
小沢さかえ
「世界は夢になり、夢は世界になる」2009年
145.5センチ×112.1センチ
(C)Sakae Ozawa /
Coutesy of mori yu gallery
絹谷幸二賞
大谷有花氏
奨励賞
小沢さかえ氏
<選考経過>
毎日新聞社が全国の美術館学芸員、評論家、ジャーナリストら43人に推薦を依頼。27人から回答があり、その結果26人を選考の対象とした。選考委員<本江邦夫(美術評論家・多摩美大教授)、中井康之(国立国際美術館主任研究員)、福田美蘭(画家)>の3氏は、ポートフォリオ(経歴や作品写真をまとめたファイル)よる精査、個展など鑑賞可能な場合は直接足を運ぶなどもした。1次選考で大谷、小沢、樫木、小西、篠原、傍島、千葉、原の8名が2次選考に進み、最初の投票で大谷、小沢、篠原、傍島の4名に絞り込み、2回目の投票で大谷、小沢両氏の受賞が決定した。
<推薦された作家>
青木豊、浅井裕介、荒川由貴、石井礼子、岩坪賢、大小島真木、大谷有花、小沢さかえ、樫木知子、衣川泰典、小西紀行、コバヤシ麻衣子、設楽陸、篠原愛、傍島義雄、田中千智、千葉正也、南条嘉毅、野瀬早苗、野田竜太郎、原游、藤原由葵、宮城翔子、向山裕、山本太郎、吉井宏平(敬称略、50音順)
<推薦者27名>
石川健次、岡村多佳夫、尾崎信一郎、翁長直樹、加藤義夫、川浪千鶴、岸桂子、沢木政輝、三田晴夫、杉田敦、高階秀爾、鷹見明彦、野地耕一郎、排戸雅彦、原久子、土方明司、藤田一人、降旗千賀子、本田代志子、松井みどり、松本透、村田真、森本悟郎、山口裕美、山下裕二、和田浩一、渡辺亮一(敬称略、50音順)