8月32日 toshibo写真作品集

どこか懐かしいのに、不安でたまらない風景。
それを思い出してもよいのだろうか。
背筋氏（『近畿地方のある場所について』著者）帯文より

写真家・toshiboが記録した、得体の知れない光景。
8月32日、33日、34日……終わらない夏休みのバグのように、
あの日、世界は静かに崩れはじめた。

▼Contents
8月32日　永遠の夏
8月33日　片道切符
8月34日　侵食する緑
8月35日　残響
8月36日　現実未満
8月37日　夏の裏側

「toshibo」という写真家が残したこの作品集は、
僕が迷いこんだ世界のバグを驚くほど正確に捉えていた。
あの日、退屈な日常から解放された僕は、
その歪みに惹きつけられるように、
ありえないはずの「明日」に足を踏み入れたのだった――
（本書プロローグより）

toshibo
廃墟写真家。1988年埼玉生まれ。珍スポットや奇祭などを紹介するブログを運営する中で廃墟の撮影を始める。現在はカメラの他、ドローンで撮影した国内外の廃墟の写真や動画、既視感を感じるショートムービーなどをSNS中心に投稿しつつ、毎年展示も行なっている。「変わる廃墟展」(TODAYS GALLERY STUDIO運営)2018年~毎年参加。著書に『ゲーム旅』(芸術新聞社)、「ホラークリエイターズファイル視禍」参加(玄光社)など。その他、メディア向け、書籍向けの写真提供多数。
X（旧ツイッター）フォロワー数は35.4万人以上（2025年7月現在）