エスカレーター人間─新思考の道─

乗りなれているエスカレーター、ちょっと降りてみませんか？
自分の足で階段を歩いてみる──きっと、世界が変わって見えてくる！

【目次】
I
現代教育の誤謬
ハコ入りこども
生活の欠如
経験
消えた〝師の影〟
文科・理科
II
精神と身体のスポーツ
ひとつでは多すぎる
ウソかマコトか
知的交流
知識と思考
シッタシズム（オウムことば）
III
自力と他力
人気社会
一貫教育の思想
脱〝コロニアル〟思考
聴く力
新思考の道
【プロフィール】
外山滋比古 (とやま しげひこ)
1923年愛知県生まれ。英文学者、エッセイスト、評論家。1947年東京文理科大学英文科卒業後、同大学特別研究生修了。1951年雑誌「英語青年」編集長。東京教育大学助教授を経て1968年お茶の水女子大学教授。1989年同大学名誉教授。同年、昭和女子大学教授、1999年同大学退職。著書に、『人間的』（小社）、『思考力』（さくら舎）、『失敗談』（東京書籍）、『日本語のかたち』（河出文庫）、『自分の頭で考える』（中公文庫）、『思考の整理学』（ちくま文庫）、『外山滋比古著作集（全八巻）』（みすず書房）等がある。