墨2014 11・12月号231号

墨2014 11・12月号231号

判型 : A4変型 並製
頁数 : 256頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2014年11月1日

北魏の楷書

【特集】
漢が滅亡し、隋による統一まで、中国は魏晋南北朝時代と呼ばれる政治的な分裂時代を迎えました。とりわけ3世紀末から5世紀半ばにかけて、中国の北部(華北)では、諸民族・国家が分立興亡。その混乱の華北を統一したのが、北魏です。本特集では、その北魏の楷書に注目します。唐代の楷書とは違った独特な魅力を放つ北魏の楷書を学び、楷書の腕前にさらに磨きをかけましょう。
・導入
 北魏の楷書を学ぼう
・鑑賞1
 春敬記念書道文庫蔵「高貞碑」初拓整本
・レッスン1
 「張猛龍碑」「始平公造像記」を書く 講師/樽本樹邨
・レッスン2
 「鄭羲下碑」「論経書詩」を書く 講師/辻元大雲
・歴史
 融合する「胡」と「漢」──五胡十六国と北魏  文/三﨑良章
・鑑賞2
 北魏墓誌名品選
・鑑賞3
 現代書家による臨書作品 こう見る! 北魏の楷書
 石飛博光・市澤静山・西村東軒・森田彦七
・ビジュアル&トーク
 北魏の楷書表現の魅力 牛窪梧十
・論考
 北碑のコア・イメージ??清人の議論から 文/菅野智明
・未年の年賀状
・未年生まれの書家の年賀状
  石原太流・岩間清泉・加藤有鄰・栗原和江・島村谿堂・
  添田耕心・千葉蒼玄・辻元大雲・皷芳石・中井言玉・
  中林蕗風・松村知春・三神榮軒・山根亙清
【トピックス】
・新春恒例 もぐら庵の羊たち
・篆刻で年賀状  講師/尾崎蒼石
・篆刻をあしらった年賀状  真鍋井蛙
・二度目の別れ  文/小池昌代
 未・羊集字帖
・附録 2015年カレンダー
 写された刻 写真/髙橋恭司
 今日も書室で 戴月軒製提筆
 書語辞典 文/伊藤文生
・これでスッキリ! 書道なんでも相談所 文/堀 久夫
 和魂漢才 道澄寺鐘銘 文/北川博邦
・不可思議な象形文字の出現と変容
 特異な象形文字「龍」の流転 文/笹原宏之
・もぐら・もぐら もぐら庵の印刻り日記
・翰墨の縁 呉湖帆・朱梅邨
・ギャラリー「雲崗・邑義信士女等五十四人造像記」
 碑法帖存疑 博文堂影印碑法帖拓本考(五) 文/伊藤 滋
 書論通観 王?『論書?語』 文/松村茂樹
 書道問答 監修/松川昌弘 イラスト/霜田あゆ美
 書は人なり 金農の書 文/廣瀬保雄
 恥は書き捨て [台北國立故宮博物院展を見学]の巻
  文/酒井順子
 帝王学の書相 富岡鉄斎──陽明学の艶華 文/松宮貴之
 中国“書”的旅のススメ 文/種谷萬城
 ちまたで人気の書道教室 文/石渡玲子
 レポート
 東京中央オークション「2014年秋季オークション」
 海上派文人・朱梅邨──その書法の実像 文/朱剛
 書の旅 文/髙澤浩一
 東アジアにおける書教育の相互理解を目指して
 ──日中韓国際学術シンポジウム開催報告 文/草津祐介
・展覧会ピックアップ
 スポット
 高橋里江展
 インフォメーション
 書の四季カレンダー2015
・墨手箱
 手紙を味わう 文/中谷和玄
 世界という硯の上で 文/石川翠
 デザイン“すみずみ”異聞録 文/深沢慶太
 読者参加企画 「張猛龍碑」「始平公造像記」臨書作品募集
  審査/樽本樹邨
 「鄭羲下碑」「論経書詩」臨書作品募集 審査/辻元大雲
 230号作品募集結果発表 審査/川嶋毛古
【展示会】
・プレビュー
 第14回 扶桑印社展
 第54回 書燈社展 特別展示
 「詩文書の先達・森田安次の輝き」
 書壇院ギャラリー第95回展〈企画展示〉「貫名菘翁展」
 墨表現不二’14書展
 江島曜一書展─王羲之・王鐸に導かれて─
・話題の展覧会
 菅原竹情展
 第45回記念 千紫会万紅展 千紫会を支えた人々展
 書と資料でたどる 生誕百年 種谷扇舟展
 喜壽記念 樽本樹邨書作展
 高橋里江展
 第31回 読売書法展
 寺田白雲書展
 没後110年 書僧・北方心泉展─心泉と富士─
・話題の書道展より
 第64回 玉信書展
 第54回 現日書展
 第54回 白扇書道会展
 第2回 眞龍書展
 第76回 酔墨書展
 第75回記念 国際文化交流 大日本書芸院展
 第31回 全国公募 日本綜合書作院展
 寒玉書道会 第11回選抜展
 第48回 墨彩会書展
【墨らんだむ】
・視点・田宮文平
・書道通信
・エッセイ 伝えたい言葉
・読者の広場
・新刊ぴっくあっぷ
・展覧会ルポ
・展覧会アラカルト
・11・12月の展覧会スケジュール
・愛読者プレゼント
・バックナンバー一覧
・常設書店リスト
・次号予告・編集後記

判型 : A4変型 並製
頁数 : 256頁
定価 : 2,461円
発刊 : 2014年11月1日