書を学ぶあなたへ 夜の沈黙の中でひとり静かに墨を磨れ

書を学ぶあなたへ 夜の沈黙の中でひとり静かに墨を磨れ

石川九楊・著

判型:四六判 上製
頁数:256頁
定価:2,750円
本体価格:2,500円(税別)
発刊:2025年10月28日

ISBN : 978-4-87586-741-8

開塾から46 年、塾生への珠玉の言葉を凝縮した
「書の教育者としての自伝」

「忘れちゃいまいか 書くことのかけがえなさを」

日本を代表する書家として、その独創的な制作が世界的に注目される石川九楊(1945~)。その活動のもうひとつの軸が、後進の指導です。書塾を開き46 年、塾生への折々の問いかけや励ましを中心に、書を学ぶすべての人へ向けて発してきた数多の言葉を厳選、整理し、凝縮しました。時に詩的に、時に随想・随筆風に、そして時に協働へのエールとして。石川自身が「書の教育者としての自伝」と位置づける一冊です。

主な内容
書家・石川九楊が、自身の塾生へ向けて発してきた言葉の数々から64 篇を厳選、「詩的エール」「随想的エール」「協働へのエール」の三部に編成しました。また、本編に加え、コラムとして「古典に学ぶ」を挿入。楷書、行書、草書、かなの真髄を学ぶために臨書すべき手本を紹介し、その核心について解説します。

 

石川九楊(いしかわ・きゅうよう)
1945年、福井県に生まれる。京都大学法学部卒業。書家・京都精華大学名誉教授・一般財団法人文字文明研究所代表理事。著書に『書の終焉」(同朋舎出版、サントリー学芸賞受賞)、『書とはどういう芸術か』(中公新書)、『書に通ず』(新潮選書)、『近代書史』(名古屋大学出版会、大佛次郎賞受賞)、『日本書史』(名古屋大学出版会、毎日出版文化賞受賞)、『中國書史』(京都大学学術出版会)、『筆蝕の構造』(筑摩書房)、『書』(中央公論新社)、『ひらがなの世界』(岩波新書)、『石川九楊著作集』(全12巻 ミネルヴァ書房)、作品集に『石川九楊全作品集』(全3巻 思文閣出版)などがある。

判型:四六判 上製
頁数:256頁
定価:2,750円
本体価格:2,500円(税別)
発刊:2025年10月28日

ISBN : 978-4-87586-741-8